ゴールデンウィーク、家族4人で香港旅行をしてきました。
で、今回はせっかく香港まで行くならと思い、1日だけ深圳に日帰りで足を伸ばすことに。
目的は、「リアルな中国の最先端テクノロジーを体験すること」。
子どもたちにも、スマホやゲームの話じゃなくて、もっとデカいスケールでいまの世界を感じてほしかったというのもあります。
やろうと思っていたことは主に3つ。
- ①無人タクシーでの移動
- ②ドローンでの配達
- ③人型ロボットの歩行
が、甘かった。笑
②③については撃沈
まず③の人型ロボット。
「福田エリアのショッピングモールに行けばイベントをやっているかも?」と思って行ってみたんですが、特に何もなく。あっさり撃退されました。
②のドローン配達は、美団(メイトゥアン)というアプリから注文できるとのことで事前に調べてあったんですが、ドローンのポートを探すのに時間がかかりすぎた。なにしろ日帰りで時間がない。断念です。
ちなみに②をやるにあたって、ひとつ地味に大変だったことがあって。
中国では現地の電話番号(中国のSMS)が必要になる場面が結構多いんですね。
これ、Wechatのアプリ内から申請して取得することができました。費用は1,000〜2,000円程度。こちらのサービスを参考にしました。
中国に行く機会がある方は持っておいて損はないと思います。
①の無人タクシーだけは成功した
今回唯一クリアできたのが、小馬智行(Pony.ai)の無人タクシーです。
小馬智行は、トヨタが2019年から最大の戦略的株主として出資している中国の自動運転企業。いまや広州・深圳・北京・上海の4都市で完全無人のロボタクシーを商用展開しています。
アプリは単独でダウンロードする方法がよくわからなかったんですが、Wechatに入っていれば小馬智行のミニプログラムを見つけられるので、そこから使えました。Wechatさえあれば大体なんとかなる、これが中国の真理。笑
乗り場まで行くのが地味に大変だった
深圳に着いたあとはまず地下鉄で移動。
小馬智行のアプリを開くと、タクシーが走れるエリアが地図上で確認できます。日本のGO TAXIみたいな感じで、乗り場と降り場を指定するだけ。


ただ、私が指定したのがどうやらエリアの端っこだったようで、タクシーが来るまで15分くらいかかりました。笑
もっと中心地を指定すればよかった。次回への反省点です。
【写真:無人タクシーが来た様子】
乗り込み方がまずスゴい
しばらく待つと、ドライバーが誰もいない車がひとりで走ってきます。

これだけで普通に感動。いやわかってはいたんですが、実際に目の前に来ると「あ、本当に誰もいない」ってなります。笑
乗り方は、
- アプリをBluetoothでつなぐ
- ドアが自動でアンロックされる
- 乗り込んでシートベルトを締める
- 画面に表示される同意書(みたいなもの)をタップする
- 出発!
以上です。あっという間。

ちなみに以前は助手席には乗れない仕様だったそうですが、いまは助手席+後部座席3人=計4人まで乗れるようになっています。家族4人の我々もぴったり。
ハンドルはカバーされており、誰も触れない仕様。
これ見た瞬間、改めて「あ、本当に誰も運転してないんだ」と実感しました。
走り出したら感動の連続だった
乗り心地は、というと……
めちゃめちゃいいです。
超安全運転。ちゃんと車線変更もします。
個人的に一番感心したのは、道路の両脇に車が並んでいるような狭い道での挙動。
対向車が来ると、当然すれ違えない。そういう場面でも、きちんと周囲を確認しながら、センターラインを越えてゆっくり前進していく。
また、信号機がない交差点でも、他の車ときちんと譲り合いながら進んでいく。
まるで本当に人が運転してるみたい!と思いました。
初めてだったので少し怖くて10分程度の乗車にしたんですが、これだったら全然もっと乗ってよかった。笑
降りたら、支払いはアプリで完了。現金もカードも不要です。
妻と私は大興奮。子どもたちは…
私と妻は、走り出した瞬間からずっと「すごい」「これ未来だ」「ちょっと待って、本当に誰もいないの?」ってテンション上がりっぱなしでした。
が。
小学生と高校生の子どもたち、まったく感動していないんですよ。
「へー」みたいな。
最初は「感動しろよ!笑」と思ったんですが、よく考えたらこれ、子どもたちが正しい反応なのかもしれない。
「これくらいのことなら、いまの時代ならありうる」というのが、彼らの感覚値なんだと思います。
若い脳みそはインプットの速度が違う。
今回の旅、計画段階では子どもたちに「中国の最先端を感じてほしい」と思っていたんですが、逆に私がそれを教えられた気がします。笑
おわりに
深圳は日帰りだったので、無人タクシー体験のあとはショッピングと食事をして終了。時間が足りなかった。
Pony.aiは現在、深圳全域で展開中で、2026年末までに3,000台体制に拡大する計画だとか。日本への参入も模索しているとのことで、個人的には特に地方の一人暮らしのご老人に使ってほしいな、と思っています。アプリ操作は専用端末などで補えるはず。日本での普及も、時間の問題かもしれません。
次は1泊はして、ドローン配達もリベンジしたい。