大阪出張の帰りの新幹線、初めてS Work車両に乗ってみることにしました。
S Work 車両とは、
ビジネスパーソン向けに、マナーを守りつつパソコン等を気兼ねなくお使いいただける車両を設定します。
とのこと。
- ビジネスという同じ目的でご利用になるお客様同士、気兼ねなく仕事を進めていただくことを想定した車両です。
- パソコンの打鍵音、携帯電話、Webミーティングの通話音等、仕事を進めるうえでの最低限の作業音はお客様同士相互に許容いただいたうえでご利用ください。
とホームページに書いてありました。
で、さっそく、新大阪からの帰りに、予約してみました。
予約はいたって簡単です。
スマートEXで、のぞみを選択すると、自由席の下に、S Work席が出てくるので、それを選択するだけです。追加料金等はありません。
座席表マップも、通常の指定席と同様です。
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私は、少しワクワクした気持ちで、ホームで新幹線が入ってくるのを待ちました。
特にテレビ等で車内の映像や写真を見たことがなかったので、勝手に、シェアオフィス的な雰囲気があるところなのかな?と思っていたのです。
新幹線が停車し、さっそく乗り込むと、、、。
え?ただの指定席、、、。これ、他と何が違うのだろうか、、、。
というのが正直な感想でした。
別に、みんな電話をしているわけでもなく、ノートPCを開いている人も多くなく、、、。Zoom等で会議している人もいません。シーンとしています。
席に着くと、座席ポケットに、S Work車両の案内の資料が。
「Webミーティングや携帯電話の通話は、まわりのお客様へご配慮のうえ座席でもご利用いただけます」
って、、、これ、ほんと日本的な感じだなぁと思いました。電話とかWebミーティングしていいための座席じゃないの?周りに配慮って何??って思えてしまいます。
結局、周りを見てみると、電話のたびにデッキへ出ていく人が多く(そもそも、仕事の内容って周りに聞かれたくないですが)、S Workを存分に使いこなしている感じではなかったです。
ま、これは、帰りの新幹線だったので、朝の出張ラッシュタイムは、もっと、ガチャガチャ仕事しまくってる人が多いのかもしれませんが。でも、それってS Workじゃなくてもよさそうな気がします。
私は、このS Work車両、勝手な想像で、
- 飛行機のように、各座席に各種電源がある(コンセントタイプトUSBタイプ)
- テーブルが広い(ノートPCと飲み物が余裕で置ける)
という想像をしていたのですが、全然違いました。
ほんと、普通の指定席と同じです。
私のノートPCは、gramというのを使っているのですが、16インチなので、結構デカイんです。窓側の席を予約したのですが、テーブルよりもデカいので、窓ギリギリまでノートPCをずらして、なんとかマウスを置くことができました。
あと、幸い、新大阪から東京まで隣に誰も座ってこなかったので、テーブルをお借りし、新大阪駅で買ってきたDOUTORのアイスコーヒーを置けました。が、隣に人が座ってたら、飲み物はペットボトルじゃないと厳しいなぁと思いました。
あとは、コンセントの位置ですね。窓際の下にあるのですが、あんなに下だと抜き差しが大変です。飛行機みたいにもう少し高い位置にあるとありがたい。
※N700Sだと、ひじ掛けの先っぽにありますが。
あとは、単純にWifiが途切れがちで、Slackなどのような、チャットをする仕事にはかなり厳しかったです。なので、落ち着いて、資料を作る、資料を読む、という時間に、新幹線内では使ったほうが有意義かもしれません。私は、Wifiが途切れるたびにイライラしてしまいました。
ということで、私の結論ですが、今後は、S Workは使わないと思います。
- 新幹線はWifiが途切れがちなので、チャットやWebミーティングなどの仕事には不向き
- 資料の読み込みレベルであれば、S Workにこだわる必要はない
- あとは、単純に新幹線でのがつがつ仕事は、酔いやすい
というのがその理由です。
一部の人たちの間では、「通常の指定席より空いている!」という情報もありましたので、そういった意味では、S Workを指定する意味はあるのかもしれません。
S Workはこんなところが凄い!こんな使い方ができるぜ!という情報がありましたら、ぜひ教えてください!